私の好きな被写体の一つに、水中写真があります。家族で南国の楽園(沖縄など)に旅行したとき、綺麗な珊瑚などに感動し、どうしても写真に撮りたいと考え始めました。
この記事では、同じように水中写真を始めたいと考える方のために、私の経験を元に、レベルに応じて記事を広げていきたいと考えております。
レベル分け
水中写真は、地上の撮影に比べると、とても難しいです。一気に超綺麗な写真が撮りたいと思ってもなかなか撮れません。お金もかかりますし、勉強することも多いです。どうしても一つ一つレベルアップしていく必要があります。
レベル | 定義 | 説明 |
レベル1 | ・シュノーケリング | シュノーケリングで綺麗に撮りたい |
レベル2 | ・ダイビング(カメラのみ) | ダイビング時の感動を残したい |
レベル3 | ・ダイビング(ストロボ利用) | ストロボを使って、綺麗な色を出したい |
レベル4 | ・ダイビング(レンズ交換) | 自由に水中写真を楽しみたい |
レベル5 | ・ダイビング(プロ志向) | 究極を目指して、高画質の水中写真を撮りたい |
水中写真は、地上と違いとても特殊な環境です。何が特殊かというと、一番大きいのは光です。特殊な環境での写真は、その特殊な環境を乗り越える為の機材の重要性が増します。レベルが上がるに従い、機材にかかるお金も高くなり、機材の重量もどんどん重くなります。プロであれば仕事ですから、お金もかけて、どんなに重くてもしっかりとした機材で、商品として遜色ない写真を撮る必要がありますね。趣味のカメラマンとしては、自身の求める写真に対して、機材とのバランスをとる必要があります。私の場合は、レベル4です。レベル5は、何度も挑戦しようと考えましたが、毎回、機材の大きさ・重さで諦めています。ただ、細かいことを除けば、レベル4とレベル5の違いは、機材の差(極限まで追求していく世界)です。なのでレベル4でも納得出来ています。
記事は、地上で最低限の写真撮影が出来る事を前提とします。
【レベル1】シュノーケリング
シュノーケリングで綺麗な海に入った時、なんとか写真に残したいと思いますね。海で写真を撮りたい人のほとんどが、このレベルと思います。水中を基本としているので、水辺(プール含む)で遊んでいる家族写真の様な被写体は対象外としますが、レベル1で包含されます。
シュノーケリングで水中写真を撮るために、必要な事を以下に記載します。
【レベル2】ダイビング (カメラのみ)
ダイビングを始める人の多くは、海岸近くでは見られない綺麗な海の中を実際に見てみたい。そして写真にその感動を収めたいと思って始めていると思います。まずは、カメラを持ち込んで写すことから始めることとなります。実は、このレベルが一番辛いところで、本当になかなかうまく写せません。
【レベル3】ダイビング (ストロボ利用)
ダイビングでカメラを水中に持ち込むと、思ったより綺麗に写真が撮れず悩みます(レベル2)。周りに相談したり、ネットで調べたりすると、ストロボの利用が重要と思い知ります。シュノーケリングでも同じなので、(レベル1)で少し触れましたが、ダイビングで潜るようなところは、水深もより深く、暗く光の状態も変わるので尚更です。
【レベル4】ダイビング (レンズ交換)
写真の楽しさは、被写体に応じたレンズ選びです。レンズで絵が変わるのは水中でもおなじです。いちばん、お手軽なミラーレス(Olympus)で説明します。結局、いろいろトライすると、マクロとワイドに落ち着きます。マクロかワイドでお気に入りのシステムを作り上げたら、しばらくそのままでずーと水中写真を楽しめる様になります。ここまでくると、本当に水中写真の撮影が楽しくなります。
【レベル5】ダイビング (プロ志向)
このレベルは、サードパーティ製の本格的な金属製のハウジングをベースに水中写真を撮るイメージです。ダイビングしているとプロかな?と思う様な重そうな大きな機材を持っている人が時々いますが、そんな感じです。
とてもプロ志向で、ハウジングも高価です。究極の高画質で、作品作りに拘りを持って、挑むレベルです。
このブログ自体が初心者向けに方向性を示す意味で記載しているので、このレベルの中身の記載は書けませんし、このレベルを知りたい人は、この様な初心者向けの記事は見る必要もないので記載は避けます。
私自身も憧れているレベルです。SEA&SEA製やNauticam製などで出ている、D810やD850あたりのフルサイズカメラを水中に持ち込んで写してみたいですが、ハウジングが高価ですし、何より大きすぎます。一度、中古でCanonの5Dmark2用のハウジングを入手しましたが、断念しました。中古のハウジングが悪かったのでは無く、大きすぎて、収まるハードケースも大きくなりますし、ちょっと私のスタイルには合いませんでした。
沖縄にでも住んでいたら、飛行機の持ち込みなどを考える必要もないので、買ってしまいそうですが、プロでも無いと厳しいですよね。