初めてのハウジング選び

 初めてハウジングの購入を検討するとき、一体どの様なものを選べば良いか、分かりづらいと思います。上の写真は、一般のダイバーが一番使っているシリーズのハウジングです。ダイビングショップのレンタルカメラにも良くありますね。なお、ハウジングは、メーカーによって、防水プロテクターとかウォータープルーフケースとか表現されます。

基本的なハウジングの選び方

水中に適したカメラを選択する

 基本的には、ハウジングよりカメラが先になります。シンプルに考えると単なる防水ケースです。水中に適したカメラを選択して、ハウジングを探すことになります。
 カメラの選択は、少しでも焦距離が短く、最短撮影距離が短く、明るいレンズのカメラです。

カメラに合わせてハウジングを選ぶ

 デジカメがどんどん普及していた時期は、多くのコンパクトデジカメに、メーカー純正のハウジングが準備されていました。ところが最近売れなくなったせいか、純正のハウジングを準備しているメーカーはとても少ないです。そうなると、ハウジングから選ばざる得ません。
 以下に今新品で変えそうな商品をまとめてみましたが、本当に少ない。中古の選択ありですが、ハウジングは状態が悪いと、水没する危険性があるのが辛いです。

メーカーハウジングコメント
OlympusPT-059初めての選択として一番おすすめ。定番です。
TG-6用で、 ダイビング用に拘った機能も多いです。
拡張性も高く、ストロボを使った本格的なステップにも対応します。
PT-EP14E-M1markⅡ用で、最初の選択としては本格的過ぎ?
本格的に水中写真を始めるのであれば最高です。
SonyMPK-URX100ARX100シリーズ用がとても好きであればあり。
値段が安いのも良いです。最低限の拡張性は考えてあります。
MPK-HSR1RX0用ですが、最初に選択する価値はないです。
CanonWP-DC56G1X用です。
APS-Cセンサーのカメラを水中に手軽に持ち込めるのは凄いです。

 上記ハウジングからカメラを考えたとき、RX100とG1Xが24mm相当の広角から対応します。TG-6は25mmです。しかも、RX100はF1.8などの明るいレンズも選べます。カメラ+ハウジング単体であればRX100も良いかと思いますし、G1XはF2.8ですが、APS-Cのセンサーであれば、感度設定を上げれるので良いと思います。
 ただし、24mmの焦点距離が水中では32mm程です。ちょっとワイド感は弱くなります。水中で写真を撮っていると、もっとワイドがほしくなり、ワイドコンバージョンレンズをカメラの前に付けたくなります。この時、ワイドコンバージョンレンズとの相性で、画面の周辺が流れたり、けられたり、画質が悪くなることが多いです。TG-6は純正でワイドコンバージョンレンズがあり、画質も良いですし、サードパーティ製も対応したレンズがあり、結局TG-6に落ち着く事になりがちです。マクロであれば、RX100であれば、レンズ先端にM67のマウントがあるので、クローズアップレンズを付けることも可能ですが、TG-6ならマクロにめっぽう強くその面倒さもないです。
結局はTG-6用のPT-059がおすすめです。

サードパーティ製のハウジング

 サードパーティ製からハウジングを選ぶ事も可能です。SEA&SEAやFisheyeなどしっかりとしたメーカーもあり、純正よりももっと多くのカメラから選択が出来ます。ただし、とても高いです。メリットは通常、金属製でよりしっかり作られており、岩にぶつけたとしても、水没する心配が少ないです。高いハウジングを買うなら、しっかりとした本格的なカメラに対し実施した方が、バランスが良いと思います。メリット・デメリットはありますが、最初の選択としてなかなかサードパーティ製は敷居が高いと思います。

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