水中のストロボとなると敷居がいきなり上がると思います。そもそもどんなものなの?から分からないです。なので少し仕組みに触れておきます。そんなものかと分かるようになると、購入に踏み切る気持ちにもなれると思います。
仕組み
基本的には、カメラの内蔵ストロボ光を感知しての外部ストロボの発光が主流です。もちろんそれ以外の仕組みもありますが、これで十分です。以下の写真は、INON製のS-2000というストロボです。黒いケーブルが光ケーブルで、この先にハウジングがつながります。
ケーブルが違いますが、以下の様なイメージでハウジングに接続されます。
このハウジングの中には、普通のカメラが入っていて、通常のストロボがあります。このストロボが発光した時の光が、光ケーブルを通して、水中ストロボに伝わります。以下の写真の透明の部分で光を検知します。
ここで検知した光に同調して、水中ストロボが発光します。光は早いからでしょうが、シャッターの開放中にちゃんと間に合うところがすごいですね。更には、プレ発光にも反応して光量調整にも反応できます。ちゃんと光の強い弱いを感じてストロボが強さをコントロールしてくれます。
光ケーブル
光ケーブルは、以下の様な形をしていて、ぐるぐる巻きのところが柔軟に伸び縮みするので、ストロボの当てる角度の調整等に役立ちます。光ケーブルは、消耗品です。光が上手く伝わらなくなると、動作不良の原因にもなります。
サードパーティー製の特長
ここで紹介しているのストロボは、カメラメーカーの純正ではなく、サードパーティー製ものです。この様なストロボは汎用性があり各社のカメラのストロボ発光の仕様に応じてちゃんと同期が取れるようになっております。カメラを買えても水中ストロボは使い続けられます。
希にプレ発光のタイミングが上手く取れないのがありますが、その辺はメーカーの仕様を確認するしかないです。また設定を間違えるとプレ発光で、水中ストロボが発光し、シャッターが開くタイミングでは発光が終わっている事にもなります。
まあ、タイミングが取れない場合は、カメラ側のプレ発光を止めて、マニュアルで光量を調整すれば使えます。水中はマニュアルでの撮影が多いのでこれでも十分に使えます。
純正の水中ストロボ
カメラメーカー製の水中ストロボもわずかですが存在します。私も使っていますが、OlympusのUFL-3などです。純正のメリットは、カメラ本体の機能との連携が良く、光量の調整の精度も高いです。UFL-3の場合、Olympus独自のRCシステムを使ってストロボと連携するために、光量の調整もカメラ本体でできますし、カメラ本体のストロボを無理矢理ハウジング内で強く発光させる必要がなく、信号を伝えるレベルで発光すれば良いのでカメラ本体の電池の持ちが良いのも強みです。
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