SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM(その2)

このレンズ、最初使ったときは、イマイチ印象が悪かったのですが、少しずつ良いなと思う部分ややっぱり気にいらないと思う部分があり、最近の感想を追記してみます。最初の投稿はこちら

嫌いなところ

 先に、嫌いなところから記載します。
 まず、周辺光量落ちが大きい。どちらかというと、イメージサークルが小さく感じる。完全に素人の想像で事実とは無関係ですが、他の性能を上げるために、イメージサークルの大きさや周辺光量のねばりは、割り切っているのでは?と感じます。全てが完璧なレンズなんてないので、普通にある話なのですが。ちょっと、純正のレンズに比べたときにあれ?っと感じた部分です。ズームレンズの開放で感じるような落ち込みがあります。さほど広角でもないのにこんな感じ?と思いました。デジタル時代になり、周辺光量落ちは、フラットデータを取れば補正出来ますし、補正出来ない収差を優先的に対処した結果になるのだとは思います。でも単焦点でこれは…
 レンズフードやボディの作りが、プラスチック感が強すぎてチープに感じる。もう少し高級感を出せないものでしょうか? やっぱりSIGMAだなと、古くさいフィルム時代の利用者としては感じてしまいます。星と撮ったときの印象は、こちらを参照して下さい。サジタルコマフレアなど目立つ部分があります。無限遠の点像には辛いレンズかな。
 もう一つ。これも仕方ないかもしれませんが、ピント外しすぎ。純正では経験したことのない、豪快なピントのズレ。結局UD-01を購入して、ピントを位置のチューニングをしました。これ、サードパーティー製のレンズの常識なのでしょうか?

好きなところ

 なにより、ボケが柔らかく自然。最近の高級レンズにあるような、綺麗なボケです。それでいて、ピント面はとてもシャープです。この描写って、スナップには良いですね。周辺光量落ちも味になります。

 日陰に咲く黄色い花が印象的で撮影しました。F2.0の絞りです。ボケが綺麗ですね。もう少し絞った方が、メインの花のピントがもっとビシっと決まったかも知れませんが、良い感じです。少しアンダー目に写して、質感を出しました。ピントの調整もしたので、しっかり狙ったところにピントが来ます。シャープだし、立体感も綺麗に出せるし、スナップには良いと思います。F1.4の明るさを使って、夜の街の写真も撮りたいです。
 このレンズ、本当は、すぐに売ろうかと考えていたのですが、秋の紅葉まで、あるいは冬の夜景まで維持して楽しんでみようかとも感じ始めました。まあ、いろんな機材をポチッとしちゃうので、すぐに考えが変わるかも知れませんが。
 とにかく、ほぼ純正以外のレンズを使わない私ですが、想像以上に良いと感じております。
 SIGMAのレンズで納得出来るようになると、もしNikonを離れる必要があるときにSonyの選択など考えることが出来そうです。あるいはLマウント?まあ、生涯Nikonを使いたいですが。
 あと、35mmってやっぱり楽しい。F1.4であるからこその部分もありますが、私の中で、単焦点ブーム到来です。

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