タカハシEM-200用の三脚の検討

赤道儀はタカハシのEM-200Temma2を使っております。星撮り機材は、三脚一つでも本当に悩むもので、ついに3台試すに至りました。

使用してみての感想

 それぞれ使ってみての感想です。

タカハシ 木製直脚SE-M(左端)

 天体望遠鏡の三脚って感じでカッコイイですよね。直脚は伸縮がそもそも出来ないのでしっかりしていると思います。ほとんど使って無くてピカピカの状態です。
 メリットは、プレートを利用してコントローラーやアイピースなど小物を置けることです。実際、現場では一番使い勝手がよく最高です。現地での良さを考えると、なにか手放せない状況になっています。振動に対してもカーボン脚の様に良さがあるかも知れません。SE-Mは高さがちょうど良いですね。ちょうど良い高さを、脚の伸縮なしで実現できるので安定性も高いと思います。
 デメリットは、やはり大きいですね。車で持ち運ぶ事が前提ですが、これだけ大きいとトランクスペースを取られます。もちろん、家での保管も正直邪魔ですね。

タカハシ メタル脚SE(右端)

 メタル脚での撮影が結局一番多いです。キズが付きやすいので脚の中央あたりに養生テープを貼っています。
 メリットは、運搬が楽であることです。木製直脚の逆ですね。縮められるので小さくまとまります。高さをある程度出すには、足を伸ばす必要があるので、強度としては少し落ちるかも知れません。あと、架台下ボルトが不要であることも結構便利です。架台下ボルトって大きいのでさすがに無くした事はないですが、落とすと真っ暗な中では探すの面倒です。
 デメリットは、寒い夜に大きな金属の脚を縮めたり畳んだりするのが本当に冷たくて辛いです。木製直脚はプレートを外すだけなので良いです。なので、足は伸ばさず低い状態で使うことが最近増えました。この場合極軸合わせをしているときがしんどいです。いざ高さを出そうとすると、写真の通り木製直脚SE-Mより高くできるのですが、プレートが無いので、ケーブルがダラーッと長く垂れ下がることになりこれがまた取り回しを悪くします。結局低く使うのが一番となります。

GITZO メタル5型3段(中央下)

 もう一つおまけにGITZOの5型3段も所持しております。5型であり、3段でもあるのでGITZOのシリーズとしては一番しっかりした脚です。システムティックなので、ヘッドの部分を交換して、タカハシの赤道儀を載せるアダプターが付けられます。高さだけ出そうとしたら、3段伸ばせるので一番高くできます。ただし、細い脚を伸ばすことになるので避けた方が良いでしょう。
 メリットは、ヘッドを変えればカメラ三脚になるので、トータルの荷物を軽量化出来ることです。EM-200を載せてもよほど大きな鏡筒でなければ普通に使えます。私はBORGも使いますが、BORG レベルの軽い鏡筒であれば何の問題もありません。
 デメリットは、やはりタカハシの純正の脚と比べると弱いですね。カメラ用三脚の最大級の三脚ですが、天体望遠鏡の世界と比べると子どもの様です。最初にメタル脚SEが来たときGITZOより太いと驚きました。
 バランス的には、EM-11だとこれで良い感じだと思います。

畳んだところ

 木製直脚はプレートが邪魔ですね。メタル脚SEがGITZOより短いです。メタル脚SEが結局一番使い勝手が総合的に良いです。

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