Carl Zeiss Apo Sonnar T*2/135mm ZF.2

 Carl Zeiss のレンズを久しぶりに購入しました。Classicシリーズの中古ですが、わくわくします。

購入目的

 このレンズは、星撮りにはそれなりに有名らしく、無限遠がシャープに周辺まできっちり写るレンズだそうです。画角的に望遠鏡だと実現しづらい焦点距離だと思いますし、興味がありました。星撮りで評価されると言うことは、点が点としてしっかり写ると言うことでしょう。
 もちろん、普段の写真にも十分に使える贅沢なレンズです。135mmのF2.0は、Nikon Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2sを持っておりましたが、全く違う価値のレンズです。DCレンズは収差をコントロールできる面白さがあり、絵として活かせた時は、他では写せない写真に仕上がります。ちょっと気むずかしいところがありますが、面白いレンズです。このApo Sonnarはどうでしょう。梅雨時期でなかなか写真を撮る機会が無いですが、ベランダで多少撮ったところでは、扱い易さを感じました。

購入後の感想

 最初、箱から開けたときの大きさと重さに驚きました。いかにもしっかりと作られており、高級なレンズですっと言わんばかりのしっかりさです。マニュアルレンズならではの良さを感じます。中古ですが、ピントの周りもスムーズで重くもなく、軽くもなく良い感じです。
 元々、ContaxG1でCarlZeissのレンズを使い込んだ経験がります。フィルムの時代なので、レンズに求める性質も違うのですが、本当に写りが良く、しばらくNikonを使わなくなった時期がありました。その時以来のSonnarです。

試し撮り

 試し撮りをしました。目の前にあったコーヒーのペットボトルです。絞り開放でBLACKのBの文字にピントを合わせました。最短撮影距離での絵です。どうでしょう。Bの文字の前後でもすでに被写界深度から外れています。超薄いピント面に身震いする感じです。そしてピントが外れていくにつれて強まるボケの柔らかさと滑らかさがたまりません。高級レンズって感じのボケです。良いですね。

D850に取り付けたバランス

 カッコイイですね。バランスも良いです。本気で撮ろうという気にさせてくれます。久しぶりのマニュアルフォーカスのレンズでピント合わせも楽しいです。改めてD850のファインダーって見やすくて良いです。このファインダーにF2.0の明るいレンズを付けたときの見栄えったら、まだまだミラーレスより良いと思えてしまいます。

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