Z 24-70mm f/4 S

Nikon Z6のレンズセットで購入したレンズです。

 このレンズは、S-Lineとしてしっかり設計されているようですし、絞りがF4通しの小三元レンズとしての品揃えになっているところが良いですね。Zユーザの多くが手にしているレンズでしょう。何よりZの小型をスポイルしないように沈胴式で小さいところが良いです。F4通しのレンズセットとしては、FマウントとしてAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRがありましたが、小ささや画質が優先なのかテレ側が70mm止まりです。AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRは便利なので良く使ってきましたが、カメラの性能が上がるに従って不満の多いレンズになりました。Z 24-70mm f/4 Sは、カメラの性能ありきのレンズとして良い写りが期待出来るでしょう。

試し撮り

 もうすぐ日が沈む時間帯の富士山です。

 中央の富士山を見てもしっかりと止まって解像感がでていると思います。しっかり絞り込んでいるのでレンズの性能が出やすいのは当然なのですが、キリっとさせたいときに素直にキリっとしてくれる機材は使いやすいです。当然、単焦点ほどではないですが、カメラの手ブレ補正の効きの良さと合わせて、スナップには使いやすいレンズと思いました。軽さも重要です。

逆光性能の確認

 Nikonのレンズは、本当に逆光に強いので使いやすいです。風景を良く撮る人にとって、やはりレンズの性能は重要ですね。今の時代は、解像感と逆光性能が特に気になりますね。
 この写真は沈む夕日が山にかかったタイミングで木の枝の間から抜くように撮りました。フレアも気にならないし、ゴーストも見当たりません。期待通りの結果です。

 太陽の周りの部分を等倍で切り抜きました。太陽の極周辺は当然潰れていますが、その脇の山並みに透けている木々がちゃんと解像しております。逆光の中で収差も感じないですね。手前の枝もしっかり絵になっております。拡大したすぐ太陽の周りでこれだけ出せれば風景写真やスナップにも十分に感じます。しかも安いですよね。

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