NIKKOR Z 24mm f/1.8 Sを購入し、AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDと2本の24mmになりましたので比較しました。
NIKKOR の24mmとしては、AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDを持っているので、ほぼ同じ仕様のFマウントとZマウントのレンズとなります。マウントの違い設計の新旧の違いなど興味があります。AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDは、地味なのですがDxOのベンチマークの評価の高いレンズです。Z 24mm f1.8 Sは、ちょっと期待外れっぽい評価を見たことがあるので、先に値段の安さからもFマウントを選択しておりました。ただ、FTZ経由でZに使うにはイマイチなので、なかなか出番が無い状況でした。こう考えると私もすっかりZマウントに移行出来たんだと感じます。そうなるとZ 24mm f/1.8 Sを購入した以上、新旧2本あっても仕方ないので比較して良い方を残したいと思います。Fマウントの24mmf/1.8は、5万円くらいの値段で買えるのでとても安価で比べる対象ではないかもしれません。
NIKKOR 24mm の新旧比較
カメラはZ7を使っております。絞りの設定は同じにしております。露出はカメラ任せです。
近距離の比較
近距離での比較です。絞りは開放のF1.8です。それで最短撮影距離に近いところまで寄せているので、24mmという広角でありながら被写界深度はとても浅いです。流石F1.8です。写真としてはもう少し絞りたいですが、比較の為に開放としピントは椿の花のメシベの先っぽに合わせています。拡大すると花粉の粉の一粒一粒まで見れます。ボケ味の確認と口径食も比較出来ます。
NIKKOR Z 24mm f1.8 S
AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
どうでしょう。私の印象としては甲乙付けがたいです。口径食は好みのレベルでどちらも綺麗ですし、ピントが合っているメシベの先の解像感などもどちらも同じ様で、どちらも解像感は高いです。近接の解像感ならマクロかも知れませんがこのワイド感を出しながらの寄りの写真は好みなので明るい24mmは魅力的です。ボケ味はこの被写体に限るとFマウントの方が良く見えます。
逆光の比較
逆光性能の確認です。広角は太陽や眩しい光が入りやすいので気になるところです。無理矢理斜め上に太陽を入れて対角線上にどの様な影響が出るか見てみました。わざと対角線上に出た光の影響を分かりやすいように暗い被写体にしております。どちらもNikon自慢のナノクリスタルコートです。フィルターとかは付けていません。この写真も影響を出しやすくするのに絞り開放にしております。
NIKKOR Z 24mm f1.8 S
AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
Zマウントの方が優秀でした。これは想定通りですね。Fマウントの方は中央より少し左下に丸い筋状のゴーストが出ております。太陽の周りのフレアもFマウントの方が大きくでております。やはりZマウント優秀です。広角は絞り開放ですと周辺光量の低下も目立つものですが、どちらも優秀ですね。
遠景解像感の比較
遠景の写真を撮り左下の部分を等倍で切り出しております。広角なのでパースが効いて建物が斜めになっております。人口物は解像感を見やすいので、この被写体にしてみました。パキパキの解像感を出すために絞りはF8にしております。
NIKKOR Z 24mm f1.8 S
AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
解像感もほとんど変わらないですね。違いが分からない。
結論
改めて、AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDの性能の良さを実感しました。値段も安いし、お薦めです。ただZ24mmを手にしてしまうと、FTZなしに扱えるメリットの分便利です。Z24mmを残す方向ですね。
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