中古で58mmF1.4Gを購入しました。
購入動機
発売当初とても話題になったレンズですし、一度は試したいと考えていました。最近、単焦点に夢中なのでこれも試したいと思っての購入です。標準レンズ帯は、明るくないと大三元レンズの24-70F2.8との差別化が難しく、インパクトが弱い感じです。F1.8レンズでも十分明るいですが、F1.4クラスになると一気に次元が変わった感じです。このわずか2/3段の違いでメーカーの気合いの入れ方が変わり、値段は3倍も4倍も高くなります。ちょっとって感じですが、それだけの価値があるのでしょう。
試し撮り
ちょっと周辺を散歩して、試し撮りをした写真です。第一印象は、柔らかい。何じゃこれは?という感じです。ほぼ最短撮影距離での撮影なので、ボケも大きいのは確かですが、ソフトフィルターでも入れているのか?と言った感じです。ただ、ピント面はそれなりにピシッと来ているのでこれは使い方次第では面白いですね。あまりに柔らかいので、撮影時に1段絞った絵です。これがニコンの言う「三次元的ハイファイ」の設計思想の味なのでしょうか?ニコンの説明だと開放から周辺部でも点像がしっかりと点に写るそうなので、遠景だと写り具合が変わるのかもしれません。遠景や絞り込んだときの写りは今後確認します。
開放絞り(F1.4)と一段絞った(F2.0)の比較
先程の写真の等倍にトリミングした写真で、左がF1.4、右がF2.0です。F2.0でもまだ柔らかいですが、F1.4のやわやわな感じより全然しまってきます。手持ちですし被写体も動きますので、完璧な比較にはならないですが、ボケ具合を見て下さい。一絞り違うだけですが輪郭が出てきます。ほぼ最短撮影距離での比較なので極端ですが、この距離だと2絞りくらい絞って良い感じかもしれません。
ボケ自体はとても綺麗です。うっとりします。開放絞りで精一杯のボケを活かそうと思ったら、メインの被写体にピントをしっかり合わせないと、柔らかいボケの中で癖が出てしまいますね。最近、Ai AF DC-Nikkor 135mm f/2s を手放したばかりですが、代わりにこの様な表現のレンズがあると重宝しそうです。F2.0の絵も、癖を理解していれば良いなと思います。分かって、狙って使うレンズという感じですね。
コメント