ここでは撮影ノウハウや基礎知識などを記事にします。
教科書的・専門的な内容も必要に応じて書くと思いますが、しっかりとした専門のサイトがいっぱいあるので、なるべく実用的で現実的な私自身の撮影ノウハウを中心に記載します。
実践的な撮影ノウハウの紹介
以下に被写体別の実践的な撮影ノウハウを記載します。
- 水中写真の撮り方
レベルに応じた、撮影ノウハウを記載します。 - 星空写真の撮影について
※ただいま、私自身がチャレンジ中。私なりの工夫の投稿です。
色々分かってきたら、体系化します。 - 一般撮影について
検討中
※必要に応じて、カテゴライズしながら、記事は増やします。
綺麗な写真を撮るために必要なこと
撮影ノウハウと言っても、テクニカル(撮影技術)な面ばかりが重要な分けではありません。
私は、写真が好きで綺麗な写真を撮りたくて、長年写真を撮ってきました。その中で、被写体に関係なく感じている、良い写真をとるためのポイントを記載します。
撮影技術の重要性って?
綺麗な写真を自分の思っている通りに撮りたいと、写真を撮る人であれば誰でも思います。技術面の知識は、邪魔にはなりませんし、知っている方が良いです。ところが、 写真の場合(被写体にもよりますが)撮影技術は知らないとダメかというとそうでもないです。
だからこそ、写真は多くの人が楽しめるものになり、InstagramなどSNS等で写真文化が広がっていると感じております。
(例)風景写真における、綺麗な写真を撮る条件
例えば、綺麗な風景写真を撮りたいと考えたときに何が重要か?個人的には以下の感覚です。
結論から記載すると、あまり撮影技術の重要性って低いです。
- 被写体を見つけること(重要度:50%)
行動して、綺麗な被写体に出会うことが必要ですし、気づけなければ、意味が無いですね。これが一番重要です。やはり沢山の綺麗な写真を撮っている人って、その分の行動があります。決定的なシーンに出会うなんて、たまたまではない努力があるものです。これが逆に写真の面白い所で、プロのカメラマンは仕事として一定の成果を効率よくアウトプットする必要がありますが、アマチュアは好きな被写体に、永遠と没頭するこ事もできます。そうなるとプロよりも決定的なシーンに出会って写すことも可能です。 - 適切な構図とシャッターチャンス(重要度:30%)
被写体に出会った時に自分が表現したい適切な構図を、サッと見つけられること。構図こそ写真表現の中で、経験とか感性とかの部分で難しい部分と思います。綺麗な写真を沢山見て、私の場合感覚としてつかむことが重要かと思っています。ファインダーを除いているときに、構図に違和感を感じるとシャッターが切れませんし、しっくりくる構図をサッと探して決められるかが重要と思います。風景写真だって構図で迷っているとシャッターチャンスを逃します。 - 適切な設定を決められること(重要度:10%)
例えば、水の流れを表現するのに、シャッタースピードを遅くするかとか、被写界深度をどの程度にするかなどの、撮影技術に関わる面です。この部分を自由に操れると、確かに上手い!って思える写真になります。ですが、以外とカメラのオートに任せられる範囲もあります。単なるプログラムオートでなく、シーン別のオートにすると、確率も上がりますね。 - 適切な機材(重要度:10%)
あとは、適切な機材ですね。特にレンズが重要、被写体に応じて、適切なレンズを切り替えて撮影できるかです。あまり高いカメラであることの重要性は低いと思います。iPhoneでも十分に綺麗な風景写真を撮れますし、その様な作例も世の中に沢山ありますね。
これらの綺麗な写真に必要な要素の重要度は、被写体によって変わります。
特殊な被写体になればなるほど、機材の重要性は増します。水中もそうですし、星もそうです。
機材は手段なので、目的に応じた機材があれば良いです。プロの料理人が、包丁だけでも沢山持っているイメージがありますね。でも素材(被写体)と素材を活かす腕(構図やシャッターチャンス)が重要ですね。
シャッターチャンス優先で写そう!
撮影準備(機材と設定)
私が撮影に行くとき、どんな被写体が対象かを考えて、事前に機材を絞り込み、設定もある程度決めておきます。車の場合、機材は多めに持ち出しますが、車から降りて撮影場所に行くときはやはり絞り込みます。機材を絞り込むくらい、所有するのって贅沢ですが拘るとそうなります。ですが、上記にも書いた通り、被写体によりますが、機材の重要性は低いです。
設定は、オートも私は良く活用します。マニュアルが使いこなせてこそプロみたいな風潮があります。わざわざマニュアルで撮影して上手さをアピールしている人もいるかもしれません。でもオートって設定をカメラが自動で設定するだけで、上手い人はカメラがどんな設定をしているか理解出来ます。だったら、頼れるときはオートに頼れば良いです。オートは万能ではないので、任せられないときは、マニュアルにすれば良いです。
シャッターチャンスを逃さない
撮影で気にすることは、シャッターチャンスです。あまり動きのない風景でも、雲や光の当たり具合など変化しております。事前の準備もシャッターチャンスのためです。撮影の瞬間は、設定などを考えていることはないです。設定を考えるのは、撮影の合間や写した結果を確認した時です。
何より、シャッターチャンス優先です。
構図をどんどん決める
シャッターチャンス優先で撮影を進めるのですが、構図は重要です。ファインダーを見ていて、構図に違和感を感じる時は、シャッターって押せません。そこで、動きものなどで、良い瞬間が来て、無理矢理シャッターを押すことがありますが、構図に納得できていないと、やはり写真はイマイチになります。それでもトリミング等で写真を活かせる場合があるので、やはりシャッターチャンス優先で撮影します。
構図はシャッターチャンスの合間でどんどん変えて、納得できる絵に追い込みます。構図については、理屈として、日の丸、対角、シンメトリー等、様々基本となるものがありますが、少なくとも私の場合、この被写体は対角だなーとか考えていません。かといって、あまり色々迷っていることも無いです。パット見たときにしっくりくる構図が頭の中にあって、迷うというより、近づいたり、背景の余計なものが写らない角度を探したりと追い込んでいきます。このしっくりくる構図は、様々な上手い写真を見て感覚的に覚えるものだと思います。写真展とか、写真雑誌とかを見るのが良いと思います。SNSは写真文化を広げていると思いますが、ひどい写真も沢山あり、感覚が悪くなる気がします。
写真は何より楽しむことが重要!!
写真は楽しむ事が重要だと思っておりますし、多くの人が写真文化を楽しんでいると思います。
昔は、写真は難しく、写真を趣味にすること自体が敷居が高く特殊な趣味でした。使い捨てのフィルムカメラが普及して裾のが広がり、デジカメの普及でさらに広がり、スマホの普及でついには、ほとんどの人がカメラを常時持ち歩く時代が来ました。 ネットワークの普及とともにSNSとして、一般の写真表現の幅の広がりは本当にすごいなと思います。
そして、なぜそこまで普及したかと考えると、皆さん写真を楽しんでいるのだと思っています。もう少し踏み込んで、本格的に写真を撮るとしても、仕事では無いですから、楽しむ事が重要。そうでないと写真の趣味は続かないですね。楽しくないと続かないですし、続けなければ撮影技術も構図などの感覚も深まらないです。何より楽しむことが最優先です。