このレンズの魅力
DC-Nikkorです。とてもお気に入りの一本で、DEFOCUS IMAGE CONTROLという、球面収差?のコントロールが可能なレンズです。設計はフィルム時代のものなので古いですが、作りのしっかりした感じや、マニュアルフォーカスのやりやすさ、135mmの焦点距離でF2.0と言う明るさがズームレンズに慣れてしまった近頃の撮影と比べると、別な楽しさがあります。D850を購入してファインダーが良くなりましたが、この明るいレンズを付けたときの見やすさは最高です。
フィルム時代に単焦点レンズに拘り沢山の単焦点を持っていましたが、どうしても売却できずに残っている一本です。フィルム時代のレンズは、デジタルで付けると、あれ?ってくらい画質が悪くなるレンズ(20mmF2.8など)もありましたが、このレンズはデジタルになっても問題を感じません。ピント面はしっかりシャープと思いますし、綺麗なボケを活かした写真を追求できます。ポートレートにも、花の写真にも良いです。
最近のレンズとの違い
デジタルカメラになって、写真はすぐに等倍に拡大して見ることが出来るため、とことんシャープさを追求するのがトレンドになっていると思います。そのためには様々な収差を極力抑える方向です。このレンズは収差を抑制するのでは無く、一部をむしろ活用して独特の表現が出来るようになっています。今時のレンズには無い、魅力的なレンズだと思います。
このレンズは、距離計のないSタイプですが、距離計があるかどうかは私用した感覚で決定的に感じたことは少ないです。ストロボ使用時くらいですかね。Dじゃなくても全く問題ないと思います。未だにDタイプであれば新品で変えるのがNikonのすごいところですが、中古のSもお薦めです。
DCリングについて
DCリングは、自分が撮影しようとしているF値に対して、数値が大きい方に設定するとソフトフォーカスの効果が出てきます。この機能を利用して、成人式の写真などを撮るなどして、お友達にも喜ばれたりしております。ダイヤルはR側とF側に同じ絞り値が大きくなるように設定されていて、F側にするとフロント側のボケが綺麗になります。R側だとリア側が綺麗になります。逆側は二重線ボケが出やすくなります。
わざわざ比較するような作例は撮った事が無いですが、その内撮ってみます。
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